速記は話し言葉を正確に書き写すため、漢字やひらがな・カタカナを使っては追いつきません。そのため線や丸で文字を表す速記文字を使います。

上の級を受験する人はどのように速記をしているのでしょうか。6級ならばカタカナでも対応できますが、それ以上になると線や丸でできるだけ手を動かさないように工夫された速記文字というものを使うことになります。
速記にはいくつかの種類があり、中根式や衆議院式などの方法があります。
その中でも現在現場で一番使われているのが早稲田式で、最近入門者向けに流行っているのがV式といわれるものです。一般に、早稲田式は速く書くということに関しては効率が悪いのですが、それを普通の日本語に戻しやすいというメリットがあります。戻しやすい、というのは自分で書いた速記文字が読みやすいということです。
速記文字は何も知らない人がみたら一文字一文字の区別がつかないようなもので、ちょっとした違いで別の文字を表します。そのため読み間違いや読めないということが多く、読みやすさというのは重要な要素になるのです。
一方でV式は読みにくいけれど早稲田式より速いのが特徴です。
どちらにしても、一文字一文字を線や丸、あるいはその複合を大きさ、長さでバリエーションをつけたものと対応させています。そして上級者向けによく使われるワードや二文字セットにも対応した記号をつくっており、それで速く文章を書きうつすのです。