この本を読んだ理由
2024年1月から新NISAが始まり新たに投資を始める人が増えてますよね。私の周りでも今まで投資に関心がなかった人が投資の話をする人が増えている印象です。
現状では投資信託(オルカンやSP500 等)や日本株、アメリカ株をメインとして多くの人が投資対象としているものが値上がり傾向にあり、深い戦略をたてなくても良い結果が出る幸運な時期が続いてますね。
しかし、近い将来でもウクライナ紛争や台湾侵略リスクなど 不安定要素も多くある状況です。
そこで、この本を通して、資産運用の1つの軸としての考えを持ちたいと拝読しました。
本で学んだこと
私が理解した内容を端的に下記します。
為替リスクがない日本株の中で過小評価されている企業を見つけて投資する方法を筆者は提案しています。
具体的には、筆者は下記の定義で割安日本株と設定しています。
【割安日本株の定義】
- 成長性
- 直近3年ほどが増収増益か
- 割安性
- PER(低いほど割安な基準)が15倍以下か
- 安定性
- 配当性向が30%以上を公約しているか
- 利回り
- 配当利回り3%以上か
- ビジネスモデル
- ストック型ビジネスを展開しているか
例は電気会社のように顧客から一定の料金を払い続けるビジネスモデル
- ストック型ビジネスを展開しているか
また、購入銘柄をむやみに増やさないことも定義されています。
→例えば200万円投資する場合は2~3銘柄に集中する。
後は、ナンピン買いをしない(株価が急落したときに買い増しをしない) や 投資目的(投資意義)が購入時よりズレた場合は損切を含めて売却する 等の明確なルールを設定してるので、日々の投資に時間を割けないサラリーマンや投資初心者も変に悩む時間が少なくなる一つの基準に最適ですね。
個人的には、投資に使用できる価格(余剰資金)の半分は現金で残しておき、何かしらの事件が起きた時に本気を出せる準備をしておくことが腹にストンと落ちました。
まとめ
内容的には、解りやすくて指標となることが明確で大変参考になりました。
現状は過剰な円安により、外貨での投資信託もリスクとなり得ますので、株高にはなってますが割安日本株への投資にチャレンジするのもいいですね。
※ 円高に振れると外貨投資信託の価格(価値)は下ります。
日本国内は海外と比べて物価高の影響を反映できて無い部分が多く、この先はインフレが加速することも、まだまだ考えられます。
その影響で株価上昇もまだ期待できるのでしっかり考えて意義のある投資をしていきましょう。
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